「コンクリートジャングル」



 雨に撃たれて 烏は墜落した
 黒い濡れ羽は 泥にまみれた
 氷雨は汚れを 洗い流した

綺麗に散った羽は無残にも
踏みにじられて粉々に。
足元を気にも留めず
前しか見ない 愚者の群れが為に。
閉じることを許されなかった硝子玉は
ぬらぬらと妖しく光を返す。
徘徊する愚者は
それさえも気付けない。

 雨に撃たれて 烏は墜落した
 黒い濡れ羽は 泥にまみれた
 氷雨は汚れを 洗い流した





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